TFA2023を受講された17名の方に、今後のビジョンやアクションプランなどの集大成を１人２分で発表していただいた原稿を掲載させていただきます。 受講生の皆さんがそれぞれに多くのことを学ばれ、失敗を恐れずに行動していこうとする決意が心から伝わり、社会に変革をおこす、実現にむけて前進していることを感じました。
村上真理奈さん
村上真理奈と申します。大学では管理栄養士の資格をとり、現在は小学校事務職員として働いていて、3歳の子を持つ母でもあります。
さて、今の日本の子どもは危機的状況にあると言われていて、去年、小中高生の自殺、不登校、いじめは過去最多という発表がありましたね。そしてこれらの原因には人間関係の問題があります。人間関係を築く土台は、乳幼児期が重要と言われています。しかし子どもを持った多くの夫婦が産後の夫婦関係の危機を経験しています。つまり、子どもは人生のはじまりから人間関係の不和を見てしまっています。
私は、あらゆる大人に支援的な子育てができるよう援助するペアレンティングサポートが必要だと考えています。ここに、食を掛け合わせて、幸福に満たされた社会を創りたいと思います。
その中でひとつ私が挑戦したいのは、0歳から始める台所育児の発信です。台所育児では食材を通して、命や性を知り、自分、そして他の人、さらには世界を大切にする心が育ちます。０歳でも自由にキッチンに出入りし、ダメを少なく、できたを増やす環境を作ることで、自分への信頼や他の人への信頼など、子どもの人生のはじまりから人間関係の土台となるものが育めます。それには、大人の子どもに対する信頼や尊重が必要となってきますよね。
そして、親自身の環境も大切だと思います。産後のママに地域で食事を届けるミールトレインという、子育て世帯と地域が繋がる文化づくりにも挑戦していきたいと考えています。
そして今月、TFAでの学びを終え、子育てセミナーの開催にチャレンジすることになりました。今後、少しずつ活動を広げていきたいと思っておりますので、ぜひ、皆様のお力をお貸しいただけませんか。よろしくお願いいたします。
