シングルでも安心して過ごせる徳島に!

TFA2022を受講された17名の方に、今後のビジョンやアクションプランなどの集大成を1人2分で発表していただいた原稿を掲載させていただきます。 内容は「30歳以下の政策参加について」、「養育費の未払い問題」、「DV支援」、「高齢女性の貧困」、「職業選択の重要性」、「性的役割分担の分業」、「お産や産後うつの経験」、「女性の健康」、「女性の復職について」、「多文化共生のまちづくり」等々。 受講生の皆さんがそれぞれに多くのことを学ばれ、失敗を恐れずに行動していこうとする決意が心から伝わり、社会に変革をおこす、実現にむけて前進していることを感じました。

笠井美里さん

 
「シングルでも安心して暮らせる徳島に」
皆さん、こんにちは。笠井美里です。
私はシングルマザーで、4歳になる息子を育てています。
今、私の平穏を妨げているのは養育費の未払い問題です。
皆さんは、養育費の未払い問題をご存知ですか?
母子家庭で養育費をきちんと受け取れている人は24%、実に4人に1人だけです。
父子家庭に至ってはたったの3%です。
シングルであれば、養育費の未払いは当たり前に抱えている問題です。
日本の取り組みは、個人で対応せねばならず、諦めてしまうケースがほとんどです。
弁護士を頼ると、成功報酬に20~30%の支払いがあるなど負担を強いられています。
養育費の未払いは、養育者の心理的な安心安全な暮らしを妨げるのです。
諸外国では、会社の給料から強制的に支払われるシステムがあったり
未払いがある人は運転免許証が停止されたり
払われない状況が続けば国が建替え払いをして、生活に困ることがないよう 「子どもを第一に考えた」取り組みがなされています。
支払いを逃れた人が得をする社会のままでいいのでしょうか? 義務を放棄する大人ばかりの社会で、子どもたちは大人を信用できますか?
シングルの家庭の経済困窮、子供に使える限られた時間で進む教育格差
養育費が受け取れることで、少しでも改善されることがあります。
子どもの権利として養育費が受け取れる、養育者の心理的安全が保たれる。 そんな徳島にするために代理催促や未払いの立て替えができるよう、制度を変えたいです。明石市や他の地域にできるなら、徳島でもできるはずです。 皆さんの知恵と力を貸してください。お願いします。
やるか?やらないか?ではなくて、やるorもっとやる。 これからも是非行動していきましょう!

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