【TFA-DX2024 ⑥ 開催報告】

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【TFA-DX2024 ⑥ 開催報告】

日時: 2月9日(日) 13:00~16:00

開催形式: オンライン

テーマ: ChatGPT×落語メソッドで未来を描くプレゼンテーション

講師: 松本賢一氏(マーケティングコンサルタント/セミナー講師/社会人落語家「話し方 落語メソッド」発案者/有限会社ネットクレードル取締役)

第6講は、松本賢一氏を講師に迎え「ChatGPT×落語メソッドで未来を描くプレゼンテーション」をテーマに、オンラインにて実施されました。

松本先生は、冒頭からユーモアを交えた自己紹介で参加者の心を惹きつけると、「伝え方のDX化」に焦点をあて、クイズやワークを取り入れながら、実践的な内容を展開しました。

前半のセッションでは、メッセージを効果的に相手に伝える具体的な方法が詳しく解説されました。単に情報を伝えるだけでなく、相手の理解を深め、納得し、心動かされるような伝え方について学ぶ時間となりました。

松本先生は「伝え方のDX化」の要素として以下の5つを掲げました。まず、どんなに下手でも『伝えることが重要』であるとし、 『情熱を込めて伝える』ことが大切だと説きました。また、聞き手が『具体的なイメージを持てる』話し方とともに、未来を描くことの大切さや、信頼関係を築くために『オリジナルの5分間』を持つことの意義についても解説されました。さらに『心を動かす3つの要素』として、“うまい”“オモロイ”“わかりやすい”のバランスを保つことが重要であることを指摘し、ユーモア、リズム、テンポを活かした伝え方の工夫についても触れられました。

後半は、AIを活用した「伝え方のDX化」について、具体的な事例を交えながら解説されました。松本先生は、AIを人間の能力を拡張する補助ツールとして位置づけ、AIが使用者の能力を上回ることはない点を強調しました。さらに、先生はAIを使いこなす重要性を示しつつ、実例を交えながら、商談の録音をAIで解析し、それに人間の技術を加えて改善を重ねるプロセスを紹介しました。ChatGPTのようなAIをただ“使う”のではなく、“活用する”ことで、DXを実際に実現できることを解説しました。

また、知識や経験をデータとして蓄積し、それを広く効果的に社会へ還元することがDXの本質であると語り、知識は伝えないと価値にならず、正しく伝えれば人の人生を変える力があることを参加者に訴えかけました。

締めくくりには、松本先生から「あなたの知識が、誰かの未来を変えます。だから伝えることを止めないでください」と力強いメッセージが共有され、講座は終了しました。

恐らくみなさんも一度は感じたことがあるであろう『伝える』ことへの恐れを払拭し、次回のファイナルプレゼンテーションに向けての強力な後押しとなったように感じます。

今回の講義は、参加者にとって、プレゼンテーションスキルの向上のみならず、自身の知識や経験を活かすことの重要性を再認識する機会となりました。今後、各自が学んだ内容を活かし、AIを効果的に活用することで、自らの知識をどのように新しい価値へと昇華させるか、そのヒントを得たように思います。