【TFA&TFA DX 2024 final Presentation】

3月2日(日)、半年間の学びの集大成であるとくしまフューチャーアカデミー2024、およびとくしまフューチャーアカデミーDXコース2024のファイナルプレゼンテーションが開催されました。
2018年より開催されているこの事業は、徳島県において政策・方針決定過程への女性や若者の参画機会拡大と人材発掘・育成、そして育成した人材が活躍できる機会の提供を目的に2018年から開催されています。
これまでの修了生たちは審議会や委員会等の公募委員、団体立ち上げ、政治参画、職場の業務改善など、このとくしまフューチャーアカデミーをきっかけにそれぞれの分野で活動、活躍している人材を輩出しており、他県からも女性活躍のための先進的な人材育成モデルとしても注目されています。
今年度も、TFAコース13名、TFA DXコース12名がプログラムを修了しました。
各コースで学んだことを振り返り、自分と向き合い、新たな視野や視座を手に入れ、自身と社会の繋がりや社会課題を再認識し、受講生のみなさんひとりひとりが思い描く「わたしの未来・地域の未来」がプレゼンテーションされました。
2月上旬の第6講終了後から本格的にプレゼンの準備が始まり、前日の夜、発表直前まで自分と向き合い、考え、迷い、悩み、時には言葉にならない想いが涙となって溢れることもありました。先輩修了生のサポートのもと、そうやって練り上げられ、ブラッシュアップされたプレゼンテーションの発表前の会場は緊張感とともに、いまの自分のベストを尽くす、準備できることは全てやった、ここからがスタートだという静かな決意や熱気もあふれていました。
日常に潜み誰にも気付かれずに当事者だけが個人の問題として苦しんでいる社会課題の提起、ありのままの自分、自分らしい生き方の模索、多くの人社会課題として認識されてるがまだ解決のための糸口が見えない問題など、それぞれが、それぞれの表現方法で、「自分のありのままの想い」を語った2分間のプレゼンテーション。
発表する受講生のみなさんのひとりひとりが発する、純度の高い結晶化された熱い想い、宣言、アクションプランは、同期の受講生の方たちにはもちろん、一般聴講者の方たち、運営スタッフの心をも震わせるもので、発表の度に大きな拍手が沸き起こりました。
全員のプレゼンテーションが終わったあと、とくしまフューチャーアカデミーの主催者、徳島県未来創生部・男女参画人権課の大西課長から修了証を受け取った受講生は緊張感から解き放たれた安堵と、最後まで走り抜けた達成感、誇らしさをたたえた素敵な笑顔が会場一杯に広がりました。
恐らくとくしまフューチャーアカデミーを受講しなければ出会わなかったであろう人との繋がり、分野は違えど互いの想いやそのバックグラウンドを知っている仲間がいる。学びによる知識の獲得だけでなく、横を見れば同期の仲間がいる、前を見れば少し先を行く先輩がいる。この人と人同士の血の通った温かなネットワークもとくしまフューチャーアカデミーの醍醐味と感じます。
時代の急速な変化とともに、私たちの社会、価値観も大きく変化し、時には新たな生きづらさや困難を感じて壁にぶち当たることがあるかも知れませんが、このとくしまフューチャーアカデミーでの学びが受講生のみなさんにとっての勇気や自信のお守り、社会参画への契機になり、更なる学びへの意欲に繋がることを願います。そして、「わたしの未来・地域の未来」を実現するためのアクションをともに応援し合い、助け合い、県民であることが誇れる徳島県となるよう、一緒に邁進していきましょう!